こんにちは。ことらです。
現在、ドラマ放送されている『極主夫道』、みなさん見たことありますか?
原作は漫画なのですが、私はドラマで初めて知りました。
ドタバタアットホームコメディーという感じの、笑えてほっこりする見ていてストレスが無い楽しいドラマです。
ただのコメディードラマとして見る以外に、夫婦や男女の役割というものに対しての日本的な考えを取っ払った世界観が素敵に感じました。
そこから日本の既成概念の夫婦像について溢れ出した思いについて書きます。
『極主夫道』の夫婦の形が素敵だと思う理由
『極主夫道』のざっくりとしたあらすじは、「不死身の龍」と呼ばれた元・最凶ヤクザがシングルマザーの美久と結婚して堅気となり、主夫業に励む日常を描いた作品です。
原作の漫画とどのくらいリンクしているかわかりませんが、ドラマでは龍は家事全般と子育てもを完璧にこなす専業主夫、美久はデザイナーとして仕事を頑張るキャリアウーマン。
女性が外で働き、男性が家事を行う。最近では増えてきている夫婦の形ですよね。
では、何が魅力なのか?
龍は「主婦(主夫)の仕事をなめたらいかん!」とよく口にするのですが、主婦の仕事は会社で働くのと同じように大変であるということを男性が言うというのは斬新だと思います。
妻が働いているので、私が代わりにやってます。というスタンスではなく、外で働く妻と同じように主夫としての家事や子育てのプライドがとても伝わってくる。
そして、美久も家事全般が苦手ということもあるけど、夫に家のことを信頼して頼めるから思い切って仕事ができる。
しかも、私が働かなきゃいけない!というよりも、仕事が好きだから率先して働いているという感じがとても良いです。
そして、この夫婦以外にも、龍が所属していた組の組長と姐さん夫婦も、組の解散でしのぎがなくなりお金に困りますが、姐さんがスーパーのパートで家庭を助けます。
こちらの場合は致し方なく姐さんがパートに出ている感じですが、自分が家族を助ける・養うという思いの強さは、男性のそれと同じくらいの強さだと思います。
(組長さんはなかなか堅気のお仕事は難しいからかもしれませんが(;^ω^) )
この二組は形は違えど、女性が率先して仕事をして家族を養っているという点では同じですよね。
妻が社会に出て働くことが当たり前で、むしろ夫よりもバリバリ働く。
そして、夫は自分が働いていないことをマイナスに考えず、家事全般にいそしみ、仕事で疲れて帰宅した妻を労う。
お互いに自分がやりたいこと、できることに全力で取り組むことができるのは、既存の夫婦にはない新しい形でとても素敵に感じるのです。
夫婦の役割が逆転することについて
日本でも近年、様々な形の夫婦が増えてきています。
その中で、女性の社会進出が増えて男女逆転の役割での夫婦というのは多くなっていると思います。
かくいう私たち夫婦も旦那さんは病気で結婚以来、安定して働けていないので、私が主に生計を担っています。
(旦那さんは、龍さんみたいに完璧に家事全般をやってくれるわけではないですが(-_-) )
私自身は自分がフルタイム働くことについては嫌ではないし、どちらかというと、仕事することも嫌いではないです。(会社で働くということはあまり好きではありませんが(;^_^A )
だから、率先して働くことに不満はありません。
女性の中には私のように仕事をすることが嫌いじゃない人、むしろ仕事が好きな人も多くいると思います。
そして男性の中には、仕事よりも家事が好きという方も本音ではいると思います。
ならば、男女逆転して夫婦の役割を担うことは必然的なことではないでしょうか?
では、我が家の旦那さんは私が率先して働くことはどうなのか?というと、今でこそ普通に受け入れてくれていますが、それまでは日本の夫婦の概念がこびりついてちょっと大変でした(;^ω^)
日本的な夫婦の概念が呪いのように感じる
日本的は夫婦の概念というと、「男は外で働き、女は家庭を守る」ですよね。
この令和の時代になって、このような考えの人がまだいるの?と思う方もいるかもしれませんが、まだまだ多くいます。
女性の社会進出が進み、女性が働くことが当たり前のようになってはきていますが、これが結婚するとなぜか上記のような考えを迫ってくる人がいるんですよね。
私は現在40代ですが、同年代でも「男は外で働き、女は家庭を守る」という考えを大っぴらに口にする人がいます。
女性の社会進出が進んでいない時代ならまだ理解できます。
でも、これだけ女性が社会で頑張って働いていても昔の考えのまま。
これを当たり前のように浴びせられていたら、それも仕方がないのかもしれませんが、その考えを人にも押し付けてくるのはどうなんでしょう?
「男は外で働き、女は家庭を守る」。これがまさに呪いのように感じる人もいるのではないでしょうか。
私の旦那さんも、若い時に勤めていた職場の人や友達からこの概念を浴びせまくられていた結果、病気で思うように仕事が続かない自分を責めまくることになったのです。
結婚しても安定して働けない自分を責める旦那さん。「男は働かないといけないんだ!」と何度言っていたことか。その度に苦しんでいて。
もうね、あなたのその考えは古いんです!むしろ仕事はできる方がやればいいじゃん!私はね、仕事が嫌いじゃないんです。むしろ働きたいんですよ!と何度言ったことか。
最初のうちは「男が働くのが普通じゃん!」と旦那さんは言っていましたが、
男性が働かないといけないというのは普通のことでしょうか?
女性が家事をするのが普通のことでしょうか?
普通ってなんでしょうか??
正直、できる人・やれる人がやればいいじゃないですか?
夫婦ともに仕事がしたいならば共働きすればいいし、女性が家事をしっかりやりたければ専業主婦もいいし、男性が家事をしっかりやりたければ専業主夫でもいい。
仕事ができない状況にあるならば、やれる方が仕事すればいい。
そこに男性だからとか、女性だからというのはいらないですよね。
男性の役割・女性の役割と性別によって役割を決めつけることは、とても窮屈な生き方ですよね。
だから「男は外で働き、女は家庭を守る」、この日本的概念が呪いとなっている人が多くいるのではないでしょうか。
だからこそ『極主夫道』の世界は素敵に見える
「男は外で働き、女は家庭を守る」が当たり前の時代には、極主夫道のような漫画やドラマはできていなかったと思います。
極主夫道では、龍が主夫であることを周りの人は珍しいとは考えていません。むしろ、町内会の婦人部からは必要とされているくらい(*^▽^*)
それが現実の世界であるならば、夫婦の役割に苦しむ人にはとても暮らしやすい世界だと思います。
これはドラマだからとか、現実のものじゃないからではなく、これが現実となるような世界であって欲しい。
きっと、「普通の夫婦」というものは近い将来なくなってくるのではないでしょうか。
多様な形の夫婦を当り前のように受け入れる、そんな日本の世界になって欲しいですね。
龍のように「主婦(主夫)の仕事をなめたらいかん!」と堂々と言える男性が増えてほしいし、美久のようにやりたい仕事をバリバリこなす女性も増えてほしい。
それを当り前の夫婦として接する周りも増えたら、とても素敵な世界になりますね。
たかがドラマ、されどドラマ。ドラマから日本の夫婦の形についてまで考えてしまったというつぶやきでした。
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